『夢の花』を咲かせたい!!
2016年11月27日
FAIRROADの国際事業の一つである、まなぶば建設事業「えいめぱん」。
「えいめぱん」=ビルマ語で『夢の花』である。
タイ・ミャンマー(ビルマ)の国境の街メーソットのごみ山で暮らす移民の人達がいる。
ミャンマー(ビルマ)が軍事政権時、民族間の紛争や人権侵害など極限まで追い込まれ、生まれ育った土地(モン州・カレン州・バゴー地方域)を捨て、タイ・メーソットのごみ集積場に住み着いた。
ごみ山からプラスティックなどリサイクル可能な物を収集して生活をしている。
そのごみ山にNGOが建設した学校「スカイブルー」がある。
ここでは、3才から14才の子どもたち124人が、ミャンマーの教育プログラムを基に学んでいる。そして、15才(中学)から別のラーニングセンターで学ぶ。
しかし、その先が…
ミャンマーからの移民で不法滞在、そしてIDがない。
そんな状況では、普通に高校に進学し大学もしくは就職といった選択が難しい。
結局、子どもたちもごみ山からリサイクルできる物を収集することになる。
子どもたちが選択出来る道を増やしたい!
そんな思いから、まなぶば建設「えいめぱん」プロジェクトを取り組むことになった。
まず、
①まなぶば(箱物)を建てる(クラウドファンディングで資金調達)そして、
②あまり活用されていないミシンが現地にあるので、それを設置する。
③現地の縫製技術を教えてくれる協力者(メーソット在住)と連携し、
④実施プログラムを提供することで、⑤ある一定の縫製スキルを獲得する。
なんとかここまで行きたい。
タイの軍事政権は、難民キャンプの帰還を進めている。
そして、タイ国内に住む300万人の移民労働者がミャンマーに帰されるのか、それとも処遇改善されIDが付与されることになるのか分からないが、子どもたちが「縫製スキルの獲得」をしていれば、どちらの国でも働ける道があると思う。
子どもたちの環境が、国の事情で急に変わるかも知れない。
だから「縫製スキルの獲得」は急がなければならない。
まなぶば建設の資金調達(クラウドファンディング)をスタートさせよう!