サポーター募集 | NPO法人 FAIR ROAD

若者たちの日常生活を支えるサポーターさんを募集しています！

サポーター募集ページにアクセスいただき、ありがとうございます！
NPO法人 FAIR ROAD（フェアロード）は、2012年より「一人ひとりの価値・平等な機会・選択の自由が尊重される、公平(FAIR)で孤立しない社会を目指す。」をビジョンとして活動を続けてきました。私たちは、活動に関わる人を集め、競争中心の社会を協力で創る共創社会に変えていくために、サポーターを募集しています。若者たちの日常を支える活動に、物品寄付・賛助会員・寄付金・ボランティアなどさまざまな形で細く長く関わっていただけませんでしょうか。

10代の若者たちと「学校」と「地域」で出会い、20代以降の孤立を防ぎたい

若者たちのひきこもりや不登校などの背景には、様々な要因があります。
このような問題は、周りから見るとある日突然起きるように見えがちですが、実は日常の学生生活を送る中でのちょっとした要因や圧力が徐々に積み重なって生じています。また、たまたま学生生活をサバイブできたとしても、「何か辛いことがあっても声を上げないことの方がうまくいった」という経験が心に爪あとを残し、卒業後も重たい荷物を抱えたままで前進できず、生活が立ち行かなくなり孤立していく若者も少なくありません。
そこで私たちは、中高生なら誰でも学校のついでに立ち寄れる場「校内居場所」や小学生向けの「地域居場所」という事業を開始しました。こういった場での交流を通じて学生たちとスタッフ・地域の皆さんとの関係を作り、いまはもちろん、20代以降の孤立を防ぐことにもつなげたいと考えています。

校内居場所事業～誰でもふらっと立ち寄れるサードプレイス～

2015年から高校での取り組みを始め、2018年からは中学校でも事業を開始しました。現在は、大阪市教育委員会や地域活動協議会の予算を活用しながら、大阪府内高校3校と大阪市内中学校3校で事業を運営しており、年間でののべ参加生徒数は4,000名近くまで増加しました。
主な目的は、貧困をはじめとする様々な課題を抱える生徒が在籍する「学校」内において、課題を早期に発見し、社会資源へとつなげることで学校への定着を図り、中退者の減少や不登校で生きづらさを抱える若者の孤立を防ぐことです。また、これからを生きていくための支えとなる文化資本や社会関係資本の獲得もこの事業の目的のひとつです。

「校内居場所カフェ（高校内居場所）」は、設置されている学校（高校）に在籍するすべての生徒を対象に開かれていて、生徒たちはそこにある飲み物やお菓子、音楽やくつろぎを求めて、休憩時間や放課後に自由に来室します。
校内居場所は、保健室やSC（スクールカウンセラー）がいる相談室とは違い、来室するための理由（相談内容）や予約なく誰でも利用でき、高校はカフェスタイル、中学校は学校内の図書館で場を開くことで困難な状況にある人が利用するといったイメージを持つことなく利用できるように工夫しています。
ポイントは、生徒たちを評価・指導する学校側がこの場を運営するのではなく、直接利害関係のない私たち民間団体（ななめの関係の人たち）が運営しているという点です。学校というセカンドプレイスの中に、リラックスして自由に振る舞うことができるサードプレイスを作り出すことが、不安事や貧困をはじめとする様々な課題の早期発見につながります。

地域居場所事業～将来のために子どもたちと地域をつなぐ～

2017年から、主に小学生を対象とし、小学校区を単位とする地域活動協議会（地域住民をはじめボランティア団体・NPO・企業などが幅広く参加する組織）や、隣保館と連携・協働して事業運営しています。
全国で開かれている「こども食堂」との違いは、小学校と協働で運営をしていることです。対象小学校の生徒さんは誰でも利用でき、季節の取組み・イベント・アートに取り組みながら、食育や食事の提供を行っています。また、小学校ではチラシを配布したり、先生から気になる家庭・児童には個別に声掛けをして居場所につないでいただきます。
取り組みの中で、貧困をはじめとする様々な課題を発見した際は、行政や地域との連携により対応します。この事業には、民生委員・主任児童委員・防災リーダー・企業・区役所・社会福祉協議会・まちづくりセンターなどがスタッフとして関わっているので、居場所に来ることが社会関係資本につながることになります。
ここで得られた地域のつながりがあれば、地域社会は若者たちにとっての「安全基地」として機能します。生まれ育った地域で暮らしていく若者たちだけでなく、進学や就職などで地元を離れたが挫折・生きづらさを感じている若者たちにとっても、一度地元に戻って力を蓄え再出発するという選択肢をとることができるようになります。

卒業後も若者たちを支え続けたい！

ここまでは中高生や小学生を対象とした事業についてご説明させていただきました。ただ、実は校内居場所事業には「卒業後の中退・早期離職をしたときの相談先となること」というもう一つの目的があります。
このような生きづらい事態に至る背景には、家庭内のトラブルや金銭問題、人間関係のこじれなど様々な要因があり、すぐに解決することはできない場合が大半です。そこで、私たちは必要な手続きや環境整備をサポートし、次の環境（就職など）に進むまでは私たちの団体でアルバイト（事務作業や居場所スタッフ）として雇用することもあります。また、一人暮らしの場合は、自炊や金銭管理などの生活支援も行っています。
しかし、18歳以降の若者たちは児童福祉の対象から外れてしまうため財源も少なく、私たちFAIR ROADの台所事情も全体としてかなり厳しくなっているのが現状です。ぜひ、子どもたち・若者たちの日常を支えるために、皆さまからのサポートをお願い申し上げます！

サポーターになるには

私たちは、活動に関わる人を集め、競争中心の社会を協力で創る共創社会に変えていくために、サポーターを募集しています。若者たちの日常を支える活動に、物品寄付・賛助会員・寄付金・ボランティアなどさまざまな形で細く長く関わっていただけませんでしょうか。

モノを大切にすることは命を大切にすること。家の中に眠っている雑貨や文具、衣類はありませんか？かけていただいたひと手間が、子供たちの貴重な体験やスキル獲得につながります。
>> 詳しくはこちら
運営や活動には直接関われなくともご支援いただけます。年会費をお支払いいただいてFAIR ROADのサポーターとなり、長い目で子どもたちをご支援いただく方法です。
>> 詳しくはこちら
思い立ったときに、任意の金額をゆうちょ銀行からの振り込みでご支援いただけます。いただいたご寄付は、FAIR ROADが取り組んでいる事業に使わせていただきます。
>> 詳しくはこちら

応援・協力いただいている方々
●学校・地域活動協議会
大阪府立大正白稜高校・大阪府立箕面東高校・大阪府立桃谷高校・大阪市立市岡中学校・大阪市立鶴見橋中学校・大阪市立茨田中学校・港区磯路地域活動協議会・西成区長橋地域活動協議会
●団体
リトルドア・大阪真田の郷・日本ビルマ救援センター・Yosuga/(一般社団法人)ひとことつむぐ・大阪市社会福祉協議会・NPO法人COCONI・特定非営利活動法人おてらおやつクラブ・箕面市民活動センター・(一般社団法人)こどもの居場所サポートおおさか・にしなり隣保館スマイルゆ～とあい・茨木ユースプラザWEST いばらきLOBBY・箕面市社会福祉協議会・大阪市従業員労働組合市民生活支部・(公社)シャンティ国際ボランティア会・シーカーアジア財団・大阪西ロータリークラブ
●企業・お店
永大産業(株)・ランドポート(株) ・(株)坂本商店・テスティパルグループ・大阪ガス(株)

物品を寄附して支援する

飲み物・お菓子、食品、洗面道具・衛生用品、文具、ゲーム類の支援をお願いしております。募集中の物品はこちらをご覧ください。なお、送料はご負担いただいております。ご協力の程宜しくお願い致します。

物品寄附で支援（物品寄附フォームへ）

また、若者たちからのリクエストをもとに、Amazon欲しいものリストを作成しています。こちらからご購入いただくとFAIR ROADに物品が届きます。Amazonポイントが余ったときなど、ぜひご支援をお願いします。

「校内居場所事業」Amazon欲しいものリスト

賛助会員（サポーター）として参加する

毎年のご寄付で活動を支えていただく方法です。自主事業の活動も多く、特に卒業生への活動はみなさまからのご寄付で成り立っています。

〇会員制度
期間：年度毎（毎年4月～翌年3月）となります。初年度は入会日から3月末日までとなります。
会費：入会金 2,000円（初年度のみ）、年会費 3,000円
〇会員特典
1.卒業生たちと制作している“通信えんぎもん”をお届け（年に2～4回）
2.自主フォーラムや活動報告会へのご招待

賛助会員（サポーター）申込フォームへ