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第14回 多数決について

2016年11月8日

[しんぺーのFair day] 第14回のFair dayは多数決について

7月15日安保法制が強行採決されました。
安保法制強行採決をFairという視点で書いてみます。

強行採決ってようは多数決のことですよね。
私たちのミーティングでもいくつかの候補に絞り、多数決で決定するのは日常的に行われています。多数決を取ったことがない人はいない。というくらい浸透しているし、便利な方法だと思います。今回の法案を採決した国会議員も多数決で選ばれているし、物事を決定するときには必要な手法ですよね。

では、なにが問題なのか。
みなさんご存知の通り、少数派が抑圧されるということ。
場合によっては一方が納得できないままに物事が決められてしまうこと。

特に自分が所属する集団として意思や方向を決定していくときに多数決は怖いなと思います。ここはみんなが納得できるまで話し合わないといけない。
私は「わかP(若者プロジェクト)」という団体にも参加していて、「わかP」の活動テーマー自分自身の偏見や差別意識に気づくーを決めるのに1年以上費やした経験があります。紆余曲折ありましたが全てのメンバーが納得できるまで話し合いました。自分たちが共有する“軸”を決めるときに少数派ができてしまうと一緒に活動するのが難しくなってしまいます。こういうときに少数を生み出してはいけない。

今回の安保法制はこの例にあたると思うんです。
自分が所属する集団=日本
意思や方向を決める=憲法という一番重要なルールに違反する可能性がある

もし集団としての意見や意思を変えたいのであれば、最終的には多数決であっても、少数の人が「この考えであれば、まあなんとか…」くらいには持っていかないとむずかしい。そして、反対する人の思いを議論するなかで、決め事の中に盛り込んだり、変更を加えたり、そういう姿勢を表せたら少数になっても気持ちって変わってくるのかなと思うんです。

多数決には便利な側面と、そうじゃない側面、両方あります。
私たちも多数決を取るときには匿名にしたり、1人3票持たせたりとだれかが少数になる可能性があることを意識して行っています。今回のように国という1億人以上の規模とNPOのミーティングを同じ土俵で語るのは少し無理があるのかもしれませんが、みんながFairな気持ちで生きていきたいということは同じで、大切なのはFairな状況をどうやって作っていくかですよね。

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