第20回 誰かと誰かを想う火
2016年11月8日
第20回阪上のFAIR-DAYです!
現在スタディツアーの真っ最中!
今回は皆様からの寄付品も多く集まり、とってもボリュームのあるスタディツアーとなっています。
帰国順次ご報告させていただきますので、是非ご一読くださいね!
【誰かと誰かを想う火】
この時期日本でも花火大会が各地で行われており、行かれた方も多いのではないでしょうか。
お祭りではありませんが、『灯篭流し』もこの時期に各地で行われており、
盆の終わりの夜に魂(たま)送りのため、小さい灯籠に火をともして川や海に流します。戦没者の慰霊のために行うものもあります。
タイでも『灯篭流し』があるんです。『ローイクラトン』といい、
タイの陰暦12月の満月の夜に、農民の収穫に恩恵深い水の精霊に感謝を捧げ、また罪や汚れを水に流し、魂を清めるお祭りです。
もうひとつ有名なのはタイのお祭り『イーペン祭』。
コムローイ(熱気球・ランタン)を一斉にあげるチェンマイのお祭り!
ディズニー映画、塔の上のラプンツェルのワンシーンのモデルになったので知ってる人も多いかな?
今年は11月25日だとか。チェンマイ郊外にあるメージョー大学構内で行われます!
チェンマイの中心部からTuktukで約45分。コムロ―イを空に放ち、仏陀に感謝の気持ちを捧げるというもの。
その光に平和や家族の健康をも願うといいます。この灯りが視界から消える時には、苦難が一緒に舞い上がり消えてしまうと信じられています。
私たちは子供たちを危険から守るために[ソーラーランタン]という電気の明かりを提供しています。
電気は手元での危険は少ない。しかし電気には勝てない偉大な力を秘めている【火】
危険と共にその偉大な力があります。人間が初めて出会った明かり。守る【火】、
傷つける【火】。
その不思議な力の前に心を惹かれる。
花火がLEDだったら、ゆらぎをプログラムされた明かりだったら。何か違うし、問い直せない。
カンタン
ベンリ
アンゼン
それだけに目を奪われてはいけない。大切なことはそれだけじゃない。
コタツもたき火も温まる。でも私はタイの村で家族と囲んだたき火は身も心も絆も暖まった。
命が絶対ではないように、大切なことには危険がはらんでいる。
自分たちだけにとって都合のいいものは、本当に大切なものじゃない。
自分にとっても、誰かにとっても、老若男女にとって、動物にとってFAIRなものが本物。
誰かを傷つけてしまうだけの戦の【火】ではなく、【誰かと誰かを想う】ときの【火】のように、
その本物の使い方をきちんと考えていきたいと思った、夏の夜でした。