第35回 「28750」
2016年11月9日
第35回FAIR-DAY 栗本からお届けします。
もう、35回になるんですね。
「楽しみにしてるよ」って言う方や、そうでない方も居られますが、FAIRROADのメンバーがFAIRを求めて、結構しんけんに投稿していますので、暇つぶしに読んでください。
この数字!!
「28570」
一年(2013年度)で殺処分された犬の数です。
一日78頭の犬が処分されています。
この処分って言う言い方もどうかと思いますね。
「不要なもの余分なものを始末する」
飼えなくなったペットを捨てたり、保健所にもって行ったりすることで、最終殺処分されます。
最近、行政やNPOなどが譲渡会を開催し、新たな飼い主に譲渡する取り組みなどで、殺処分数も減少しているが、それでも多い。
命を預かる、命に関わる重さをもう少し考えてほしいと思う。
一方、タイの犬事情は少し違う。バンコクでも地方でも道端を普通に歩いていたり、寝転んでいたりする。それに、首輪や鎖もついていない。本当に自由で、人と犬が共存している感が伝わってくる。
それは、プミポン国王が犬をとても愛されていることも関係あるのだろうか。
「プミポン国王が1998年9月にバンコクの病院を公務で訪れた際、近所の住民が世話をしていた野良犬4匹が当局に処分されることを聞き、国王命令で中止させた。そして同年12月に助けた野良犬が産んだ子犬1匹を引き取り、体毛が赤銅色だったことから、トーンデーンと名付けられた。」(トーンデーン-Wikipediaより)
後にプミポン国王が「奇跡の名犬物語」-世界一賢いロイヤルドックトーンデーン-
を書かれて、56万部を超えるベストセラーになったとか。
また、タイからのYouTubeでも、人間に助けられた犬が恩返しをする映像を見たことがある。
人間が住む以前から虫や動物が住んでいるのに、ここの地域は自分たちが住むところと勝手に決めて、虫や動物が危害を加えるや迷惑だと判断すると処分する。
タイの犬たちを見ていて考える。
「共存・共生」
虫目線、動物目線で物事を考えなければ、人間に大きなしっぺ返しがくるような気がする。