凸凹に公正な寄り添いと、平等な機会がある社会を目指す。

第37回　女性に対する暴力をなくす運動

2016年11月9日

みなさん、こんばんは。
第37回fair day　西山が担当します。

平成27年11月12日（木）から25日（水）までの２週間は、「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。
内閣府男女共同参画局を中心に全国で暴力防止に向けた運動が展開されております。
「ドメスティック・バイオレンス（略して　DV）」とは、一般的に「配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者からの暴力」という意味で使用されています。
暴力と言っても、様々な形態の暴力があり、身体的暴力、精神的暴力、性的暴力、社会的暴力があり、大半が何種類かの暴力が重なって起こっています。
また、暴力にはサイクルがあり、開放期、緊張形成期、爆発期のサイクルで、暴力を反省し、極端にやさしくなる時期を開放期、怒りっぽくなり、いつ暴力が起こるかと緊張する時期を緊張形成期、激しい暴力をふるう時期を爆発期といいます。
暴力をふるったあと、暴力を反省する開放期に戻るというサイクルの繰り返しとなります。
先ほども言いましたが、暴力には何種類かの暴力があり、身体的暴力だけではありませんので、「暴力を受けているのでは」と思われたら、各自治体が相談窓口を設けておりますので、匿名でいいので一度、ご相談をされてはどうでしょうか。
最近では、男性もDV被害を受けられている方も多くなっています。
また、恋人間の暴力「デートDV」も深刻な問題となっています。
たとえば、携帯電話のメールを勝手にチェックする、異性のメールアドレスを消すよう言われる、すぐに返事を返さないと怒られるなどの行為を恋愛という名のもとに正当化される「束縛・干渉・嫉妬」の暴力です。
高校生、大学生の男女を対象とした「デートDV」の調査報告で、男女ともに被害を受けたことがあると明らかになっています。
暴力を愛情とはき違え、暴力への認識があいまいな若者の実態が浮き彫りになった調査報告でした。
みなさまもこの期間にDVに対して考えてみてください。