第46回 年賀状を手に取ると「ぬくもり」を感じる
2016年11月9日
あらためまして、あけましておめでとうございます。
FAIRROADは、皆様に支えていただきながら4年目に入りました。
力不足で、まだまだご指導をいただくことになりますが、そんなFAIRROADを、今年もよろしくお願い申し上げます。
第46回Fair‐Day
お正月明け第1弾、栗本がお届けします。
昨年「年賀状、ください」っと、嵐のCMが流れていた。
そう、SNSが普及していても、元日の朝、郵便受けを覗き込み年賀状が届いていると嬉しいもの。
日本では、年末ぎりぎりに投函してもお正月には届いているが、海外の郵便事情(あまり具体に知らない)は、タイでは忘れた頃に返事が返ってくるという感じだし、他の国も郵便物が紛失や遅延したりすることは多々あると聞く。
日本は、イギリスから郵便事業を学び、1871年近代郵便制度を発足した。当初は、東京-京都-大阪間だけだが、翌年には全国網が出来上がった。さらに翌年、全国一律料金制度が確立され、郵便局や郵便ポストが全国に拡がって行った。
松ちゃんの「バカまじめな男」ではないが、日本人の真面目な性格だから都会から地方の隅々まできちんと届くようになったと思う。
日本の郵便ポストは赤い!!!(海外では赤、青、黄色と様々) -なんや急に?-
その数、約19万本・・・
しかし、そのうちの39本が青い!?
東京に6本、東海エリアに6本、なんと、残り27本が大阪市内である。
多くの人は、何か特別な郵便物用と思っている(自分もその一人)し、存在すら知らない人もいる。
青ポストは、1956年に速達用ポストとして初めて設置された。その前身は、戦前の航空郵便ポストで、空をイメージした紺色であったからだ。
高度成長期にオフィス街中心に増え、1970年代には全国に400本あったと言われている。
で、なんで大阪に多く残っているのか?
現在の速達用の投入口を併設した2口の大型ポストに変わるときに、東京だと青ポストを撤去して置き換えたようだが、大阪は青ポストと並べて大型の赤ポストを設置している。
ん~何で?
調べても確かなことは分からない。
青ポストは、頑丈に出来ていて車がぶつかっても大丈夫らしい。
だったら、「丈夫で長持ちするんやったら、置いといたらええやん」って大阪人は考えたんやと、栗本は結論付ける。
そろそろ皆さんが思いはじめていると、栗本も感じている。
どこがFair‐Day?
そうなんです、お正月明けの投稿という事で、年賀状ネタを書き始めたが・・・
言いたかったのは、年賀状は1年のけじめと共に、お世話になった方や友人、親戚などに自分の近況と日ごろのお礼を伝えるという日本の素晴らしい文化。
年賀状を手に取ると「ぬくもり」を感じるのは栗本だけでしょうか。
その郵便システムが世界に広がり、はがきや手紙のやり取りが国境を越え普通に出来るようになればなと思う。(最近ミャンマーで、日本の郵便システムを導入)
その条件は、①戦争や紛争が無く、②ある程度のインフラが整備されていて、③「よみ」「かき」ができ、④すこし心に余裕があり、そして「バカまじめな男」のような郵便配達員がいることかな。
航空郵便ポストから、青い空を羽ばたき世界の隅々まで平和の便りが届くように…
2016年の年始に、まじめに願う栗本でした。