第68回 感情
2016年11月11日
こんにちは、FAIR ROADの三浦です。
近藤喜文さんてみなさんご存じですか?
今、大阪梅田の阪急百貨店で近藤さんの展覧会が開かれています。
スタジオジブリの「耳をすませば」「火垂るの墓」をはじめ大小様々なアニメを手掛けてきた日本を代表するアニメーター。
1998年40代にして急逝されました。
…というのは僕は今回の展覧会で初めて知りました。
アニメに限らず作品自体に興味があっても携わる監督さんや声優、俳優さんに関してはあまり関心がなかったんですね。
5月9日まで開催とのことなのでお好きな方はぜひ行かれてはどうでしょうか?
普段、イソイソ 淡々 粛々と気持ちを押し殺して仕事していると、堪らなく感情を解放したくなるときがあります。
感情に触れる瞬間は生き返ったような心地がします。
今回の展覧会では近藤さんの絵がたくさん展示されていたのですが、どのカットからもその人物の感情や背景が浮かんでくるんですね。
(実際のところ僕の想像通りのモチーフなのかは知りませんよ)
もちろん仕事外の時間にも絵をかいて研さんを積まれたようです。
海外との仕事では挫折もあったようです。
「耳を澄ませば」僕は大好きなんですが、そんな作品たちが生まれるまでに携わる方々がどれだけのものを積み上げてきたか・・・
そうういうことを創造して勝手に感動しておりました。
「絵が好きで」「そのままアニメーターになっちゃったもんですから」
とはご本人の弁だそうです。
他人を動かすのも自分を動かすのも、複雑な思考やデーターじゃないんだな、と。
こんなストレートな感情なんだな、と思ったのでした。
お休みの方もお仕事の方も、みなさま素敵なゴールデンウィークをお過ごしください。