第75回 あなたの「居場所」はありますか?
2016年11月11日
あなたの「居場所」はありますか?
ん~!子どもの時はあったなぁ。
里山に作った基地やとか、近所の風呂屋とか…
じゃ、今は?
仕事帰りの飲み屋…
確かに「居場所」。
映画「さとにきたらええやん」を十三七藝に観に行った。
大阪市西成区「釜ヶ崎」にある、NPO法人「こどもの里」が舞台。
日雇い労働、貧困、DV、虐待などの背景が見えてくる。
「困ったときには、いつでも来て」
こどもの里の館長荘保さんが、就職で出て行く女の子にかけた言葉。
心にじんわりと沁みてくる。
子どもの利益を最優先し、自己決定を尊重する。
そして、「しんどくなったら帰ってきぃ」
包み込むような愛情にあふれている。
初めて釜ヶ崎に来たとき、厳しい環境の中の子ども達の「キラキラした目」に感動したと荘保さんは言う。
確かに…
FAIRROADが毎年スタディツアーで訪問する、タイバンコクのスラムの子ども達、北部国境沿いの難民の子ども達も厳しい環境で育っているが「キラキラした目」だ。
大人も子どももしんどいが、「居場所」があれば「キラキラした目」でいられるのだろうか?
栗本にとっての「居場所」はやはりFAIRROADなのだろう。
「キラキラした目」かどうか鏡を覗く…
二日酔いで「充血した目」!
残念!