第96回 その結婚、やめなさい
2017年4月20日
知り合いの話です。
人づてにもうじき結婚しそう・・・
って聞いてた人がいたんです。
どうなってるかな~
っと思ってた矢先にその知り合いから
「結婚、反対されてるの」
ということで相談を受けました。
話を聞くと、なんでも両親に挨拶した時に事件が起こったそうです。
「その時にお母さんたちが婚約者に不信感を持っちゃったみたいで・・・」
お母さんが勝手に私の婚約者との相性を調べて・・・」
そして二人は合わないんじゃないかと思ったお母さんに結婚を反対されたということでした。
「確かに話し合いの席でまずいことしちゃったね って婚約者とは話してるんだけど、その後、しばらく話をしてなかったので、完全にお母さんからは無視状態」
ありゃ~・・・だいぶこじれちゃったねー
でもね、知り合いとしては「なんで勝手に私たちのこと調べて反対までするのよ!」
もともと私ごとに干渉されるのが好きなタイプじゃなかっただけに余計にそれ以上の話し合いを避けちゃったって経緯があるんでしょうね。
婚約者さんも知人も誰に見せても恥ずかしくない社会人です。
いろいろ話を聞いていくと、このお二人、性格も理想も頑張り方も息のぴったり合ったいいコンビなんです。
「合わない」だなんてとんでもない。
ただ、お母さんは何も知人達から聞かされてないだけ。
でね、時をほぼ同じくしてお母さんからもこの話を聞きました。
その時に僕の知る限りの情報を伝えて婚約者さんと知人が息のぴったり合うコンビだよって、話をしました。
「よかった・・・」
すごく ホッとした 様子でした。
お母さんからも話を聞いてみると、挨拶の席で 肝心の結婚について何も話してくれないしかも言い方も誤解するような言い方だった。
で、険悪なムードになっていったようで・・・
でも、お母さんも、知人も間接的にお互いの様子を知ってこの先どうやって話そうか、どうやって接していこうか方針が定まったみたいでした。
そりゃあ、親はできればめでたく結婚して欲しいですよね。
ただ、話を聞かせて欲しい、安心させて欲しかっただけ。
知人達は全部キッチリ決まるまで話さないものだと思ってただけ。
さらに尋問されるような状況が嫌で話しにくかっただけ。
別にどっちが正しいとか悪いとかじゃなくて、お互いがお互いの気持ちいいツボを押さずに痛がるツボを押してただけ。
相手も同じツボが気持ちいとは限らない・・・たったそれだけのことですけど、
意外と「当たり前」「正しい」「おかしい」って言葉のせいで見えなくなるのかもしれませんね。
うまく結婚話が進んでくれそうで胸をなでおろしました。