居場所事業って?
2017年4月7日
●「いつものやつ」
△「了解!久々やね!あれどうなった?」
●「いやーもう最悪。」
△「お待たせ―、どうぞ。そっかー最悪やったかー…」
●「やっぱおいし!あーもうほんまにうざいわ…」
△「まぁなー、難しいわなぁー」
民間居場所事業『なりわい屋』担当の阪上です!
これ、つい先日の高校内の居場所での会話なんです。
多い日は50名を超える大繁盛店!
熱気もすごくて冬でも汗だくな日も…。
高校内居場所カフェではココアや紅茶等簡単な飲み物を「言い訳」として提供しています。
何故って…
私も昔からお世話になっている居酒屋は、料理もおいしいけど、
実際はマスターや友達と話に行ってるようなもんなんで。
みなさんもそうじゃないですか?
手段が食事であって、目的は話すことだったりしませんか?
金銭的な余裕がない若者ってなかなか居場所を持ちにくいんです。
そうすると自分の想いやしんどさを吐き出すことが出来ず、関係性の貧困にも陥ります。
だからこうして飲み物という言い訳を作って居場所を運営しています。
私たちが考える生業(なりわい)は「自分を好きでいること」。
私たちはこの居場所で生業(なりわい)を身につけるサポートをしています。
そもそも居場所事業って?
平成16年度(2004年)に文部科学省が
「子どもの居場所づくり新プラン」を作ったのが始まりです。
人々がふと口にする「居場所がない。」
の、[居場所]が他にないくらいフィットしてこの事業名となったと言われています。
今では地域の中での子供に関わる活動はすべて[居場所事業]ともいえるほど広まってきました。
[居場所事業]と検索すれば、全国各地の[居場所論]がたくさん出てくるほどです。色々と実践してきて、今の私が思う居場所とは
「子どもの権利を保障する場所」
だと思っています。
なんだか暗い雰囲気??
いいえ、全然!
私たちが取り組んでいる居場所は高校だからかもしれませんが、特ににぎやかです!
しかし生きづらさを抱えている若者の相談は、時には大人でも抱えられないくらい重いものも。
そんなときは別室で相談を受け、地域資源(職員はもちろん、ソーシャルワーカーや行政など)へとつなぐ時も多々。
でも基本的には明るいですし、のんびりおだやかな空気が流れています。
…といった感じで、
しばらくは居場所事業の実際を知ってもらうために色々書いていこうと思います!
このブログでは
「子どもの貧困」
「居場所」
「生業」
をキーワードに、綴っていきたいと思います。
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