文化格差解消で若者たちをサポートする
2017年4月1日
FAIRROADの居場所事業[なりわい屋]は、文化的スキル= 経験獲得の機会を提供します。
生活上でのしんどさを解消するためのサポートは居場所事業の機能 としてもちろんしていきます。
なぜ?
学校・企業の人材採用の物差しが、
もう「誰でも頑張って勉強すれば東大に受かる!」
AOや特別推薦、
バイトならLINE応募も主流になりつつあり。
就職に関しても「学校名不問採用」を行う企業が増えています。
熱意・意欲、
こうなってくると進学できる経済的な準備が整ったとしても、
長く塾屋さんやってきた私は年々この難しさを感じていました。
参考書丸覚え根性法!
赤本10年分!
SPI5冊5ラップ!
のほうがどれだけ楽だったか…。
そんな中で試行錯誤しながらたどり着いた結論は、
そういった様々な選択や試験を乗り越えて社会的に自立するために
だから、経済的な貧困家庭で生活している若者や、
人間・
彼らへ「文化的スキル獲得の機会=
そもそも文化的スキルって?
私たちの定義する「文化的スキル」とは、
・本を読み、好きな本を見つけること。
・音楽を聴き、落ち着くこと。
・散歩して落ち着くこと。
・好きな飲み物を飲み、考え事をすること。
・楽器に触れてみること。
・色んな食材や献立を楽しむこと。
・色んな画材で絵を描くこと。
・学ぶこと。
・お正月、節分などの季節の行事を楽しむこと。
そういった大きな金銭を伴わない日常的なことも「文化」。
「
好きや嫌いは経験したから生まれる感情で、
これは先に話した、経済的自立へ向けた就労のための試験(
経済資本(おかね)は簡単には獲得できませんが、
これが文化の本質ではないでしょうか。
今は高校内での居場所「泉尾高校 わたしカフェ」で実践していますが、
そういった行事に参加した若者たちは、
その経験を少しずつ自信(
だから「なりわい屋」
文化的スキル=経験を獲得し、
自分に少しずつ自信がついていく。
自分を少しずつ好きになっていく。
自分の言葉が少しずつ生まれていく。
周りとのつながり方が見えてくる。
選択する基準ができてくる。
選んだ理由がある。
安心して自分で自分の道を歩いて行ける。
生きていくために必要なのは、まずは自分を好きになること。
生きていくためのワザ(スキル)、「生業=なりわい」。
だから「なりわい屋」。
次回は高校生居場所カフェについてお話しします!
お楽しみに★