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『持続可能な開発目標、SDGs』から見るスタディーツアー

2017年2月13日

こんばんは!

You-結う-班から第3回目の更新です!

 

突然ですが…皆さん!!

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)をご存知ですか?

これは2030年までに取り組む環境や開発問題に関する世界の行動計画のことをさします。SDGsのロゴからもわかるように、17つのゴールが掲げられており、例えば「貧困の撲滅」「良質な教育の提供」「ジェンダーの平等」「安価なエネルギーの確保」などのゴールが挙げられています。SDGsの前身であった「ミレニアム開発目標(MDGs)」は達成期限を2015年までとして、主に途上国の貧困改善において大きな成果を上げました。

 

先日、東京でSDGsをテーマにした国際シンポジウムも開かれており、少しずつではありますが、日本での認知度も上がってきているのではないかと、個人的に思っています。

 

さて、なぜYouのブログでSDGsを紹介したかというと、FAIRROADのスタディーツアー(スタツア)ではSDGsで掲げられている世界的な社会問題をあらゆる角度から読み取ることができるからです。

個人的な見解に基づいていますが、私が思うFAIRROADのスタディーツアーで関連のあるSDGsの項目を挙げてみました。貧困や飢餓(目標1、2)、健康的な生活と福祉(目標3)、公平な質の高い教育(目標4)、水と衛生(目標6)、持続可能な経済成長と適切な雇用(目標8)、国内間および国家間における不平等の是正(目標10)、持続可能な生産消費形態(目標12)、などが少なくとも当てはまるのではないかと思います。

 

国際的にも重要であると認識されている社会問題を、ただ世界で起きている出来事として捉えるだけではなくて、自分自身もそこに関わる一人であると自覚すること。難しいようですが、きっかけがあれば案外簡単かもしれません。私自身、タイという国を訪れ、そこに住む人の暮らしを見て、感じて、一緒に考えることが、国際問題を考えるきっかけになりました。

 

難民キャンプで話を聞いたお母さんから、難民という立場がどういうものなのか、第三国定住を選びたくても選べないこと、彼女の複雑な心境と共に多くのことを学ばせてもらいました。私が訪れた2014年から、タイのメラ難民キャンプの状況はここ数年で大きく変動を見せています。世界情勢は刻々と変化しており、最近では米国のトランプ政権が難民受け入れ規制に転換するなど、世界の難民政策が曲がり角を迎えています。そういった情勢の影響を受けやすい難民と言う立場が、今どういう状況に置かれているのか、スタディーツアーを通して正しく学ぶことができます。

 

タイの山奥にあるメーラムーンという町でホームステイをさせてもらった時のこと。朝5時から教科書片手に朝ごはんを作る女の子の後ろ姿が今でも忘れられません。その後ろ姿に、思う存分に学ぶことができる環境が世界中で実現してほしいと、強く感じました。様々な統計がありますが、世界では青年期の子ども約6300万人が、未だに学校に通えていない(教育を受ける権利を認められていない)現状があると報告されています(ユニセフ、2015)。日本でも「子どもの貧困」が叫ばれる中で、日本を一歩出たタイという国から「貧困」や「教育」について考えることで、見えてくるものがあります。

SDGsを切り口にして、様々な国際問題がFAIRROADのスタディーツアーとリンクしていることを長々と述べてきました。また、タイでの小さな発見が、国際問題を考える大きなきっかけになることも、この記事を通して伝えたかったことです。

考え方や見方が少し変わるだけで、見えてくる世界も変わってくるのではないでしょうか。

 

 

以上で、You班からの第3回ブログ更新を締めくくりたいと思います。

 

参考文献

国際連合広報センターホームページ.「SDGsロゴ」http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/

ユニセフ(国連児童基金),2015.「Fixing the Broken Promise of Education for All: Findings from the Global Initiative on Out-of-School Children」.http://www.uis.unesco.org/Education/Documents/oosci-global-report-en.pdf

 

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