スタディーツアー2017 ホウコクカイ!
2017年9月9日
FAIRROADスタディーツアー2017 ホウコクカイ
こんばんは!あっと言う間に9月になってしまいましたね。
秋晴れの空が気持ちいい季節です。
さて、今日の本題は、9月3日に行われたスタディーツアーの報告会についてです!
今年の訪問先は、ごみ山に隣接している学校スカイブルー、難民キャンプ、雲の上にある学校やバンコクのスラムなどなど…。訪問先は去年とあまり変わらないのですが、一緒にツアーを同行するメンバーが変われば、ツアーの雰囲気やそこで感じてくることも変わってくる様子…!
今年はタフな女性陣が活躍されている様子がたくさんの写真から読み取れました!笑顔でコオロギを食べる様子も…笑
ホームステイでは不安いっぱいでスタートしたようですが、最後は笑顔と涙でゴール!
1年間という月日が、現地に多くの変化をもたらしていることもわかりました。
難民キャンプではやはり刻々と厳しい状況になっていますし、ごみ山では周辺の町から運ばれてくるゴミが年々減っているとのこと。
ひとくくりに現地の状況の変化が「良い」「悪い」という単純なものの見方では、そこに住む人達の現状を捉えることはできません。ゴミが減るという現象は一見喜ばしいことのように思いますが、それで生活を立てている人にすれば生活費を稼ぐことができなくなるということです。
そこで生活をする人にとって、何が幸せなのか。
どうなることが幸せなのか。
この活動を続けていると見失いそうになる時もありますが、そんな時、気づかせてくれるのが現地と直接つながることができるスタディーツアーだと私は思っています。
たとえ、結果として何もできなかったとしても、毎年そこを訪れ、状況をしかと見つめ続けることはできる。大切なことは、難しいから、厳しい状況だからと言って、投げ出すのではなく、細々とでもいいから続けていく事なんじゃないかな…なんて思ったりもしました。
また報告会では、去年のスタディーツアー参加者の方が来てくださるなど、懐かしいメンバーや国際協力に興味関心のある方々が集まってくださいました。
そして、今年の参加者の方々もメッセージを寄せてくれました!
一週間という短い時間の中で、それぞれに考え、感じ、色んなことを今の生活に活かされている様子がレポートから読み取れ、このスタディーツアーが少しでもそこに貢献できたのではないかな…と勝手に思っています。
最後に、参加者の方のレポートで胸に刺さったメッセージを少しだけ紹介して、今日のブログ更新を締めくくりたいと思います。参加者の方のレポートは後日、また改めてアップしていきますのでお楽しみに~!
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「ボランティアで海外に行くくらいなら、その旅費を全額募金すれば?それが一番のボランティアでしょ」
そう言われた数年前。
そのときは、返す言葉も見つかりませんでした。
テレビでゴミ山で働く少女を知ってから、早十数年。
旅費を寄付することも一つのボランティアかもしれない。
でも、やっぱり私はこの目で見てみたい、教師として伝えていくことができるものがあるかもしれない。
そう思って、やっとみつけて参加することができた、このツアーでした。
(中略)
このツアーを通して感じたことはたくさんありますが、大きく2つあります。
それは、
「世界は問題であふれている」
ということです。そして、
「世界は希望であふれている」
ということです。
実情を知れば知るほど、絶望も感じました。
でも同時に、その問題に対して立ち向かう人々がいること、そして子供達は希望の種だということ。
ドゥアンさんが、「問題がないということは問題です。問題があるということは、それに向かって立ち向かい、より変化の希望がある」
という旨のことをおっしゃっていました。
幸せの在り方は人それぞれで、
貧しくても、環境が悪くても、
家族がいて幸せ、水が飲めて幸せ…。
私達は物にあふれて豊かな暮らしをしていますが、
彼らの方が心は豊かなのだと思いました。
より彼らの幸せを深いものにすること、
持っている才能や権利を守ること、それが私達がすべきことなのだろうと感じました。
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